過失割合とは?基礎からわかる交通事故の責任の考え方
交通事故の過失割合とは?知らないと損をする「責任の割合」の基本を解説
このようなことでお悩みではありませんか?
- 自分は悪くないのに、保険会社に過失があると言われた
- 信号を守っていたのに、2割の過失がついた理由がわからない
- 同じような事故なのに、なぜ人によって割合が違うの?
- もらい事故でも慰謝料が減ることがあると聞いた
- 過失割合って、誰がどうやって決めるの?
深沢不動前・駒沢・用賀・桜新町エリアで交通事故後の対応にお悩みの方は、
A.B.S整骨院までお気軽にご相談ください。
事故直後の身体のケアと並行して、過失割合や自賠責保険に関する基本的な考え方もお伝えします。

過失割合とは?
「過失割合」とは、交通事故が起こった際に当事者それぞれがどのくらいの責任を負うかを数値で表したものです。
たとえば、信号無視の車が直進車と衝突した場合、「加害者80:被害者20」といった形で示されます。
この割合は、
◆警察の現場検証結果
◆事故当事者の証言
◆過去の判例集(別冊判例タイムズなど)
◆ドライブレコーダーなどの映像証拠
これらの情報をもとに、保険会社や弁護士が話し合いながら決定します。
つまり、単なる「印象」や「言い分」ではなく、法的な根拠と過去の事例に基づいて決められるものです。
なぜ「8:2」や「7:3」などの割合が多いのか?
過失割合では、完全にどちらか一方が悪いというケースは実は少なく、多くの事故が「8:2」「7:3」「9:1」などの形で決着します。
たとえば以下のような典型例があります。
【1. 信号機のある交差点での直進と右折の事故】
直進車:右折車=80:20(8:2)
→ 右折車は対向車の動きを確認する義務があるため、信号が青でも一部の過失が認められることがあります。
【2. 一時停止のない交差点での出会い頭事故】
優先道路側:非優先道路側=20:80(2:8)
→ 一時停止を無視して進入した側の過失が大きくなります。
【3. 追突事故】
追突車:被追突車=100:0
→ 原則として追突した側が全面的に責任を負いますが、被害者が急ブレーキをかけた場合は90:10になるケースも。
【4. 駐車場などでのバック時の接触】
バックした車:停止中の車=70:30(7:3)
→ 周囲の安全確認を怠った側に大きな過失が生じます。
過失割合が決まる仕組みと交渉の流れ
過失割合の決定は、以下のような流れで進みます。
【1. 事故発生と警察への届け出】
まずは現場検証を行い、事故の状況を明確化します。
【2. 保険会社による調査】
双方の保険会社が、ドライブレコーダーや目撃証言をもとに状況を整理します。
【3. 過去の判例を参考に過失割合を算出】
「判例タイムズ」と呼ばれる資料に基づき、似た事例の割合をもとに調整します。
【4. 双方の保険会社・弁護士が協議】
最終的に示談書に記載され、慰謝料や修理費などの金額に反映されます。
過失割合が慰謝料・休業補償に与える影響
過失割合は、損害賠償の金額を直接左右します。
たとえば、総損害額が100万円で過失割合が「8:2」の場合、過失が2割ある側は「100万円 × (1 – 0.2) = 80万円」しか受け取れません。
つまり、たとえ被害者の立場であっても、自分に少しでも過失があると賠償額が減るのです。
このため、「自分にどの程度の責任があるのか」を正しく理解することは非常に大切です。
よくある誤解と注意点
過失割合に関しては、次のような誤解がよくあります。
【1. 警察が過失割合を決める】
→ 警察はあくまで「違反の有無」を判断するだけで、過失割合そのものは保険会社・弁護士の協議で決まります。
【2. 保険会社の提示は絶対ではない】
→ 交渉によって変更できる場合があります。
納得できない場合は弁護士に相談しましょう。
【3. 過失があると治療費が出ない】
→ 過失があっても、自賠責保険は原則過失に関係なく適用されます。
ケガの治療費は請求可能です。
交通事故後の体の不調と整骨院での対応
過失割合の話し合いが進んでいる間も、身体の不調は続くことがあります。
特に「むちうち」や「腰の痛み」は、時間が経ってから強くなるケースも少なくありません。
A.B.S整骨院では、
◆むちうちや首・肩・腰の痛み
◆関節や筋肉の炎症
◆衝突による骨格の歪み
といった症状を、国家資格者が丁寧にチェック・施術いたします。
自賠責保険を適用すれば、窓口負担0円で通院可能です。
深沢不動前・駒沢・用賀・桜新町エリアにお住まいの方は、事故後の体調管理もぜひ当院にご相談ください。
最後に:
過失割合は、交通事故の「責任」を数値化した非常に重要な指標です。
この割合がわずかに変わるだけで、賠償額や慰謝料に大きな差が生じます。
特に「8:2」「7:3」といった事例が多く、わずかな不注意や判断の遅れで過失が増えることもあります。
一方で、事故後のケガは早期対応が重要です。
A.B.S整骨院では、交通事故によるケガの施術とともに、保険の流れや過失割合に関する基礎知識もわかりやすくサポートいたします。
「自分の過失がどれくらいなのか知りたい」
「事故後の痛みがなかなか取れない」
そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。
地域の皆さまが安心して生活を取り戻せるよう、全力でサポートいたします。








